子宮内膜増殖症(異型なし)が発覚し、その治療としてヒスロンの服用を開始した。
医師が言うには、子宮内膜増殖症はホルモン分泌異常をベースとした内膜の過剰反応らしい。
思わずこう聞いた。
「子宮はニワトリの卵くらいの大きさしかないのに、長期間大きなかたまりがごろごろ出てきて、あんなに大量に出血するものなんですか? もしや子宮が大きくなってるとか……」
「体中の血液が子宮に集まって、内膜や出血として体外に出続けているんですよ。だから生理になると貧血になるんです。たしかにびっくりしますよね。とくに産婦人科(子宮)は出血量が多いんです。他の科の医師ですら、こんなに出血して大丈夫なんですかって言うくらいですから」
1回目の服用期間(2週間)後の休薬期間(2週間)は、出血量もかたまりが出てくる量も多くてつらかった。
2回目の服用期間内(8日目)の診察で、子宮頸がん検査と内膜の厚みを見てもらう。内膜は10ミリあると言われた。2回目の服用期間は出血がなかったが、12日目からおりものにうっすら血がまじりはじめた。休薬期間になると、ときおり出血が多くかたまりがぽろぽろ出てくるものの、前回ほどではなかった。子宮頸がん検査は陰性。
しかし3回目は服用期間中(7日目)からふつう量の出血があり、細かいかたまりも出始めた。休薬期間(4~10日目)には、出血量が多く、3~6センチのかたまりがひっきりなしに出てくるので1時間おきに25センチナプキンを替えた。処方してもらっていたクエン酸第一鉄ナトリウム錠を服用した。
4回目の服用期間は出血なし。休薬期間(1~5日目)には腹痛でロキソニンを服用したが、出血量はそれほど多くなく、1センチのかたまりがいくつか出た程度だった。6日目にどっと出血して6センチのかたまりが出たあとは止まった。8日目の診察で、子宮体がん検査と内膜の厚みを見てもらうと5ミリになっていた。
ヒスロンを4ターン(3ヶ月)服用して思ったのは、だんだん出血量が軽くなるとはいえ、2週間おきの大出血はつらいということ。
いつ出てくるか分からない大出血に悩まされていたのはたしかだが、2週間おきに必ずくる貧血とナプキンのとっかえひっかえもつらい。
しかも県外に引越す予定が、手術療養と治療のため延期になっていたのだ。
円錐切除術の影響(流産しやすい)で半年から1年避妊することになるなら、ピルの服用に切り替えることはできないかと相談した。
医師がいうには、子宮体がんの検査が出て増殖症が治っていれば可能とのこと。
ピルを服用しても妊娠は可能なので、生活が落ち着いてから妊活してもいい。妊活するとしたら、いきなり高度治療を受けるのではなく排卵誘発剤からスタートしてみることもできると言われた。
いったんヒスロンの服用は中止することになった。