⑥-1 入院日(手術前日)【腹腔鏡下子宮全摘出術の実際】

■入院日(手術前日)の予定

○目標:手術について理解し安心して手術を受ける

○治療・処置:おへその掃除、15時頃下剤の服用、血栓予防ストッキングのサイズ計測

○食事:普通食、24時以降絶食

○安静(排泄):制限なし、便秘がちの人は知らせる

○保清:化粧・マニュキアは落とす、爪は短く切る、おへその掃除後シャワーを浴びる

○説明:入院生活や手術の準備について説明あり、手術・麻酔・輸血・おむつ同意書にサインして提出、手術室の看護師から説明あり、主治医から家族への説明あり

 

■実際の流れ

12時30分、自宅から病院まで公共機関で移動しPCR検査し、結果が出るまで院外で待機する。

14時30分、PCR検査の結果は陰性。入院手続き。下肢エコーをする。

15時30分、入室(個室)して各種同意書の提出、荷物の整理。看護師長の挨拶。下剤服用。

16時15分、排便。水っぽい。

16時30分、おへそ掃除、ストッキングのサイズ計測、手術室の看護師から手術の説明。

全身麻酔は20秒くらいで意識がなくなる。

・体を固定し頭を下に傾けて手術をするので、目覚めると肩が痛いことがある。湿布を出すことは可能。

・ずっと同じ姿勢なので2時間おきに足の圧抜きをする。腰が痛くなりやすいことを伝えたが、固定しているので腰の圧抜きは難しいとのこと。

17時、排便。水っぽい。

18時、排便。水っぽい。

18時15分、夕食。ごはん200グラム・洋風肉じゃが・チンゲン菜おひたし・蟹入り寄せ蒸し・桃。

18時30分、排便。水っぽい。

20時、シャワーを浴びる。

21時30分、消灯。

23時30分、排便。水っぽい。

 

■感想

・入院中は化粧禁止。入室してから化粧を落とすのも面倒なので、すっぴんのまま帽子とマスクをつけて病院へ行った。

・初めて下剤を服用した。粉を水に溶かして飲むのだが、粉の量が多くてびっくり。なかなか水に溶けない。味はスポーツ飲料の原液みたいに濃い。飲みきるのに15分かかった。

・もともとが下痢気味なので下剤は飲まなくてもいいかも、と看護師に伝えたが服用しなければならないとのこと。お腹が痛くなるわけではない。個室だったので気を遣う必要はなかったが、頻繁にトイレとベッドの往復が続く。水下痢が続くので肛門が痛い。夜中じゅうお腹がぎゅるぎゅる鳴って何度も目が覚めた。